Der Liebesfilm

新しいカテゴリーを作りました。 ここで、語ることは、半分フィクションで、半分事実です。だったら「フィクション」じゃないかということになると思います。ですが、「フィクション」と呼ぶのには寂しいので、それらしい単語を持ってきました。 -----------…

松たか子『ありのままで』 の感想

もう、すごい。 映画の中で歌われているのを観て、聴いて、恥ずかしいのですが、涙、どばーとあふれました。 若き女王エルサの心が解放される様子を、もう、これ以上はないだろうというくらいに、見事に表現し切っていました。 この歌は、2014年に日本を席巻…

蒸し風呂守衛室 後編

前編のあらすじ 精神疾患のために勤務先を退職した僕は、郷里の町に帰り、障害者枠で、鶴亀商店の守衛室に職を得た。梅雨に入り、守衛室は容赦のない暑さに見舞われる。 蒸し風呂守衛室 前編 - Thursday's Child その日、鶴亀商店の守衛室の扉を開けた僕は、…

蒸し風呂守衛室 前編

鶴亀商店は、この地域では少し名の通った、建材卸の商社だった。商社といっても、三菱やら三井やらといった華やかなものではなく、地元密着型の、色あせた白い軽トラックやハイエースが出入りするようなところだった。そこに勤めているのは、スーツの似合う…

安倍内閣の支持率が落ちている

www.nhk.or.jp NHKが毎月調査している内閣支持率が、ここ3か月、落ちてきています。 とくに6月から今月の下落幅が大きなものとなっています。7月の内閣支持率は35%です。調査は7日から9日にかけて行われています。 今月の支持率の下落の原因は、一連のスキ…

変な国などない 後編

前編のあらすじ 都会大学に入学した「僕」は、新入生向け合宿に参加し、自己紹介の時間を待つことになった。 変な国などない 前編 - Thursday's Child まず、冒頭に教職員と、合宿を企画した二年生4人とが、自己紹介することになっていた。教職員の自己紹介…

変な国などない 前編

晴れて都会大学の地域研究学科の試験に合格した僕は、4月に、学科の主催する、一年生向けオリエンテーション合宿に参加することになった。大学の仕組みを学び、学生どうし、また、学生と教職員とが、親睦を深めることが狙いだ。 地域研究学科はこぢんまりと…

ブログの名称を変更しました

こんにちは。ヴィーアイです。 このたび、ブログの名称を変更いたしました。 新しい名称は『Thursday's Child』です。 『Thursday's Child』というのは、1999年にロック歌手デヴィッド・ボウイが発表した" 'hours' "というアルバムの冒頭を飾る作品です。 20…

最近の私は、おおざっぱになったものだ

最近、おおざっぱになったと感じます。 このブログを読んでくださっている方は、「こんな、ちまちましたことに、こだわる奴のどこが、おおざっぱなんだ。お笑いだ」と思われるかもしれません。これでも昔に比べると、随分、おおざっぱになったんですよ。 そ…

たった3曲だけで、ビートルズを語る

私はビートルズが大好きでして、みなさんにその魅力を伝えたいというのが、この記事の主旨です。 その方法として、200曲を越える彼らの公式音源から、たった3曲だけで彼らの魅力を語ってみようと試みたいと思います。 ビートルズをよくご存知ない方は、この…

「はてなブックマーク」のボタンを削除させていただきました

読者のみなさまへ いつも、私の拙い文章を読んでくださり、大変ありがとうございます。 心より御礼申し上げます。 さて、このたび、当ブログの「はてなブックマーク」のボタンを削除させていただきました。 いつも、ブックマークしてくださったり、「ブコメ…

自殺をモチーフとしたロック・ポップ作品4曲

本日は、少々、過激なタイトルのもと、気になる楽曲を紹介したいと思います。 そもそも、この記事を書く発端となったのは、平井堅の新曲『ノンフィクション』です。お聞きになられましたか? 「あなたに、あなたに、ただ、会ーいたーいだけー」と歌っている…

K校長先生の思い出

校長先生というと、どんな人物を思い浮かべますか? まあ、多くの方にとっては、学校の集まりやイベントで、紋切り型の、無難なお話をする人といったところではないでしょうか。あまりにも話が退屈で、聞いている生徒がおしゃべりをして、校長先生の話の後に…

<共謀罪> 青木理のジャム・ザ・ワールド 6月16日放送の感想

共謀罪法が成立しました。 私は不勉強でして、法律全文を読んでおりません。それに「テロを防止するのだ」という主張は、もっともなので、実はこの法律について書くのに、ためらいがあります。ですが、16日に放送された『ジャム・ザ・ワールド』の内容をふり…

Spotifyは邦楽好きのあなたを満足させられるか 2017年6月版

私は、音楽ストリーミング・サービスであるSpotify(スポティファイ)の愛用者です。広告の入らない、プレミアム会員です。プレミアム会員の利用料は月額税込み980円となっています。 この6月、Spotify愛用者に、ビッグ・ニュースが飛び込んできました。 ア…

<美声> お気に入りボーカリスト6人

「人は見た目だ!」という言葉を時々ネットや書店で見かけます。 それが当たっているかは、さておき、「人は声だ!」と言いたい時があります。 なお、つんくさんのように声を失っても、懸命に立派に生きておられる人もおられます。声が出ないと、人としてど…

散髪の時に滑稽なBGMがかかって笑いをこらえた話

床屋さんや、美容院で、どのように過ごされていますか? 昨年、私は、通っていた床屋を変えました。残念ながら、話があんまり上手でないからです。そこで、床屋と1,000円カットを交互に利用するようになりました。本当は、1,000円カットだけで済ませたいので…

自民党の改憲草案〔前文〕を読む

自民党のホームページをご覧になったことはありますか。 同党のホームページには、2012年に決定された、同党の憲法改正草案が載っています。 現在の自民党が、どのような方向性を目指しているのかを知るのには最適なテキストのひとつだと思います。 読みまし…

マイケル・ジャクソンと私

2009年にマイケルがあの世に旅立って、そろそろ丸8年となります。 マイケル・ジャクソンについて、みなさんは、どのようなイメージをお持ちですか? 希代のダンサー、奇人変人、子供好き、皮膚の病、やさしい人、King of pop、整形、慈善活動家、裁判沙汰、…

幸せに<なれる>のか? 前野隆司さんの幸福学

2017年4月19日に放送されたFM番組『ジャム・ザ・ワールド』の特集が、出色の出来でした。 特集のタイトルは「誰でも幸せになれる「幸福学」とは?」。 どう思いますか、このタイトル。 私は、見た瞬間、怪しいと感じました。 この番組の特集コーナーは30分弱…

やさしい人よ、理想のために、ヘビのように狡猾であれ

半年ほど前に、別の部署で働く同僚がふともらした言葉があります。 「『自分の部署では、やさしい人が次々にやめていき、怖い人だけが残る』と先輩が言っていた」 私は、この言葉を聞いて爆笑してしまいました。同僚に対して失礼だったかもしれないと反省し…

40代男性がインスタグラムを始めました

春になり、新しい生活をスタートされた方もたくさんおられると思います。 春になると、何か新しいことを始めたくなりますね。 私もその一人です。 今年の春は、世間ですっかり定着したインスタグラムを始めてみました。 インスタグラムとは何か 簡単にここで…

<楽しすぎて困る> J-WAVE / Saturday Night Vibes

私には最近、ひとつ悩み事ができました。 土曜の夜に、楽しすぎるラジオ番組が始まったからです。 2017年4月からスタートした、この番組のタイトルは「Saturday Night Vibes」です。 FM放送局J-WAVEが放送しています。 ダンスミュージックをDJ TAROさんが、…

日本国憲法について最近感じること

2017年のゴールデンウィークは施行70年ということで、何かと日本国憲法が話題になったと感じました。 この文章の冒頭に結論めいたものを書きますと、今の時点で私は護憲派です。 憲法はとくに何も変えなくていいと考えています。と申しますか、感じています…

五木寛之さんの初期の小説2編

私は作家・五木寛之さんの随筆に大変感銘を受けている一人です。 ところが、五木さんの小説は、恥ずかしながら、読んだことがありませんでした! そこで、このゴールデンウィーク、初期の2編の作品を読みました。大きな収穫となりました。 読んだ作品は、い…

日焼けしたくないという執念

日差しが強くなってきました。 みなさんは、日焼け対策をされているでょうか。私はしています。毎年このぐらいの時季から、薬局で一番安い日焼け止めクリームを買ってきて、塗っています。色は白です。時々、顔の一部分がが白いまま、出掛けてしまうのですが…

<東北でよかった>安田菜津紀のジャム・ザ・ワールド 4月26日放送の感想

「(ケーキのような)甘い物は積極的には食べません」という他愛のないトークから始まった本日の放送でした。 4月25日の前復興大臣の「東日本大震災の被害が大きかったのが、首都圏でなく東北でよかった」という主旨の発言を放送で大きく取り上げました。今…

<トルコ>津田大介のジャム・ザ・ワールド 4月17日放送の感想

トルコの大統領が自らの権限を強化することに成功しましたね。 そのことについて、津田さんがToday's Headlineで言及されました。 Today's Headline 1本目のニュースは、トルコの大統領権限を強化する憲法改正に関する国民投票についてでした。僅差で大統領…

人文学は役に立つのか

人文学、言い換えると「文系の学問」は役に立たないという議論があります。 私は、人文学は役に立つと思います。 その理由を説明します。 人は生きていくうえで、何らかの信念をもっていると思います。「信念がない、もたない」というのも信念です。そうした…

<吃音>『バリバラ』 4月2日放送の感想

とても感動しました。 吃音がテーマの回でした。 冒頭で、吃音をもつ若い男性が、あまりうまいとは言えない弾き語りで、自身の吃音をテーマにした自作の歌を披露しました。生々しく、そしてユーモアがあって、心をつかまれました。 さて、この日の放送のクラ…

図書館で話し始める人たち

私はよく地元の図書館を利用します。 図書館では、様々な書物や新聞、雑誌を手に取って読むことができます。楽しいです。 さて、もうひとつ図書館の醍醐味というものがあります。それは「図書館で話し始める人たち」を観察できることです。 私にとって、図書…

J.ファロン著『サイコパス・インサイド』の感想~読み応えあり

著者のファロン氏はアメリカの医師で、自分の脳画像を見たところ、自分がサイコパスがもつ脳の特性を有するということに気付いてしまったという人物です。アメリカで2013年に出版された本を、日本犯罪学会に所属する医師が翻訳したものです。 なかなか難しい…

「働いてお金を稼いでいる人」への敬意は、忘れてはならないと思うこと

私は、お金を稼ぐことができない人について、存在価値を否定しません。全面的に肯定しています。 なぜなら、お金を稼ぐことができるというのは、様々な条件が揃って初めて可能になることだからです。そして、その条件が揃うのには、人智を超える力が働き、は…

<森友学園>青木理のジャム・ザ・ワールド 3月24日放送の感想

少し長めのオープニングトークから始まりました。トークの内容はもちろん森友学園をめぐる問題です。 青木さんは、連日いろんな情報が報じられ、混乱している人がいるのではないかということをおっしゃっていました。また、「木を見て森を見ず」という事態に…

芸術作品と作者

「芸術作品は、いったん完成したら、作者の手を離れてしまうものだ」という考えがあるのを知っています。 ただ、そういう面があるのは認めつつも、そうでないとも言えると思います。 先日、芥川龍之介の『杜子春』と『魔術』という作品を読みました。両方と…

はてなのニックネームを変更しました

はてなのニックネームを変更しました。 新しいニックネームは「ヴィーアイ」です。 ブログタイトル"Virtual Insanity"の単語の頭文字です。 アイコンが"VI"なので、以前のニックネームが合わないと感じ始めたのが理由です。 ちなみに旧ニックネームは「ジェ…

「波風立てずに生きる」をモットーにしている人への嫉妬

「波風立てずに生きる」ことができる人に嫉妬しています。 いや、軽く軽蔑しているかもしれません。 私はどちらかと言えば、波風を立ててしまう人間だと思います。 人間関係を築く上で、あるいは続けるうえで、障害があると感じた時、私は、当人にそのことを…

『RADIO SAKAMOTO』 AUDITION コーナーについて思うこと

『RADIO SAKAMOTO』というのは、FM放送局J-WAVEが放送している番組のタイトルです。「SAKAMOTO」というのは、ミュージシャンの坂本龍一さんのことで、彼がナビゲーター(進行役)を務めています。 AUDITIONというのは、その番組の中のコーナーの名前で、リス…

中野信子著『サイコパス』の感想~脳科学と人間について考えたこと

こんなに何でもかんでも脳みその形(脳画像診断)で人間の在り様を説明してしまってもいいものだろうか。いや、違うだろうというのが感想です。 230ページの文春新書なのですが、消化不良の感が否めません。 著者の中野さんは、言いたいことを、削って、削っ…

お世辞を言いたい

先日、職場でお世辞を言われました。 とてもいい気分になりますね。 仕事をがんばってしまいました。 お世辞を言ってくれたのは、女性上司です。 持ち物を褒められました。 その上司はとても能力が高くて、何よりも人間として魅力があります。非常に働きやす…

容疑者のことを、どのように報じるか

2016年7月に神奈川県相模原市の障害者施設が襲撃された事件の容疑者について、精神鑑定の結果が報じられました。 容疑者には、障害が認められ、かつ、責任能力ありという結果が出たということです。検察により、間もなく起訴される模様です。 さて、とある障…

青木理著『安倍三代』の感想

FM放送局J-WAVE、『JAM THE WORLD』の金曜ナビゲーターを務めておられる、青木理(おさむ)さんの近著です。 安倍首相の母方の祖父・安倍寛(かん)、父・晋太郎、晋三の三代にわたる政治家の系譜をたどるルポルタージュです。 面白かったです。 感想 著者の…

チャイコフスキー『交響曲第5番』

チャイコフスキーの『交響曲第5番』が大好きです。 残念ながら、まだ生演奏で聞いたことはありません。 しかしながら、録音で聞ける演奏で満足しているので、もしかしたら、生演奏を必ずしも聞く必要はないのかもしれません。 定額ストリーミング・サービス…

世界的な名作を読むのをあきらめた話

最近、19世紀のドイツ史に興味をもっています。 そこで、先日、図書館でドイツ史の本を借りてきて、読んでみました。面白かったです。その本にトーマス・マンというドイツの有名な小説家が登場しました。言うまでもなく『魔の山』の作者です。ネットで調べた…

有権者を分断して選挙に勝つ

政治の話になると、漠然としたものではありますが、右か左かという軸があると思います。もちろん、右でも左でもないという立場もあります。 私は、ここ最近、政治を語る上で、そうした軸に加えて、「分断」か「対話」かという軸があるのを感じます。 「分断…

青木理のジャム・ザ・ワールド 2月10日放送の感想

スタジオのある六本木に雪が降ったとのことでしたが、雪の軽井沢に出張してきたばかりで、たいして感慨もわかないという、青木さんらしいコメントから始まった今日の放送でした。 軽井沢に行かれたのは、連合赤軍事件の番組作りのためだったそうです。BSで放…

健康保険は加入者を等級付けすべきでない

健康保険について、加入者を等級付けして、保険の利用額が少ない人の保険料を安くし、逆に利用額の多い人の保険料を上げてはどうかという話が出ることがあります。 私はこの意見には反対です。 なぜなら、病気がちな人を経済的に今以上に追い詰めることにな…

青木理のジャム・ザ・ワールド 2月3日放送の感想

リスナーの方から、禁煙をすすめられた青木さんでしたが、禁煙するつもりはありませんという喫煙継続宣言から始まった今日の放送でした。 ブレイクスルー 裁判員裁判がテーマでした。 裁判員経験者をつなぐ市民団体を主宰しているという、自身も裁判員経験者…

クラシックの演奏会での拍手について思うこと

クラシックの演奏会にいらしたことは、おありでしょうか。 私が生まれて初めてクラシックの演奏会に行ったとき、同行した人から、「周りの人が拍手してから拍手するように」と教えてもらいました。 演奏会を体験された方には、どういう意味かわかっていただ…

<アンドロイド> 『サイエンスZERO』 1月22日放送の感想

この回の放送は、「なぜアンドロイドを造るのか?」という問いへの答えとして「『人間とは何か?』を探るためだ」という答えを冒頭で示して、進行していきました。 誤解なきようお断り申し上げますと、ここで取り上げるアンドロイドとは、スマホを動かすソフ…