Virtual Insanity ~バーチャル・インサニティー~

生活、時事問題、趣味のことなど幅広く、日々思うことを綴っていきたいと思います。

お金を生みだせない人間は生きている価値がないのか その1

先日、相模原市福祉施設で大変痛ましい事件が起こりました。

 

犯人の言っていることは暴言なのですが、日本社会に深く根付いた

闇を感じさせる部分があると思います。

 

その一つに「お金を生みだせない人間は生きている価値がない」

いう価値観があります。

 

この価値観には違和感を覚えます。闇だと思います。

赤ん坊や勉強中の人、不登校の人、無職の人、働けない病人、

妊婦さんなど多くの人の存在意義を否定しています。

おそらく、こうした人たちに面と向かって「あなたには

生きている価値がない」と言える人は、あまりいないと思います。

私もそうです。

 

でも、たしかに、この社会には「お金を生みだせない人間は

生きている価値がない」という価値観の、裏面ともいえる

「お金を生みだしてはじめて、一人前だ」という価値観が

根付いていると思います。

 

「お金を生みだしてはじめて、一人前だ」、「お金を生みだせない

人間は生きている価値がない」という言説はなぜあるのでしょうか?

こうした言説はおそらく、社会の秩序を維持するために出てき

ているのだと思います。

働く人がいないと世の中が回らないのは確かですから。

 

しかし、自分ではどうしようもない理由で窮地に立たされるのは、

誰にも起こりうることです。そうなった時に「お金を生みだして

はじめて、一人前だ」、「お金を生みだせない人間は生きている

価値がない」といった言説に縛られるのは有害でしかありません。

言説は単なる「意見」であり、そうしたものから早々解放され、

自分らしく生きる道を探すのが賢明でしょう。

 

つまり

1)「お金を生みだせない人間は生きている価値がない」、

「お金を生みだしてはじめて、一人前だ」という価値観は

一体のもので、コインの表と裏である。

2)1)で示された価値観は、働くことができる人に働いてもらい、

社会の秩序を保つために考え出された意見である。

3)満足に働けない状態に陥ってしまったら、1)のような

価値観(=意見)は、遠慮なく捨て去って、自分らしく生きるのが賢明である。

 

以上のことが言えると思います。

 

この問題については、考え続けて、いつか「その2」を書いてみたいと思います。