Virtual Insanity ~バーチャル・インサニティー~

生活、時事問題、趣味のことなど幅広く、日々思うことを綴っていきたいと思います。

沖縄に派遣された警官と府知事の言動について

最初にお断りいたしますが、警察に所属している方々が、

どのような政治信条、思想、宗教をもっていようが、

それは自由だと思います。

 

本題に入ります。

 

去る、10月18日、沖縄県で、ヘリパッド(軍事施設です)の

建設に反対している住民対応に充てられた警官が、

住民に対して「土人」と言ったことが問題になりました。

土人という言葉には蔑む意味合いが含まれるからです。

 

発言した警官は、大阪府警から派遣されており、

19日、警官をねぎらうツイートを松井大阪府知事が投稿しました。

 

 

私は、これらの言動は、本来の政治家と警官のあり方から、

少し違うのではないかと感じました。

 

まず、警官が「土人」と言ったことは、よくないと思います。

国民の奉仕者たる警官が、国民に対して蔑むような発言をするのは、

本来の職務遂行を放棄していると思います。

警察という組織が、警官をもっとしっかり教育すべきだと考えます。

私はこの暴言をラジオで聞いたのですが、

かなりはっきり録音されていました。

おそらくヘリパッド反対派は、警官を挑発し、このような発言を

録音することを、もくろんでいたのではと感じました。

もしそうだとしたら、反対派は「えげつない」と思います。

しかし、それでも差別発言をした警官を弁護する気にはなれません。

 

第二の問題点を示します。

それは、たとえ「えげつない」奴らであっても、

警官はそうでない人たちと区別せず、職務にあたるべきだと思います。

自分と違う政治信条や思想、宗教をもっているからと言って、

あるいは、警官を挑発しているからと言って、

他の国民と区別して差別的な発言・対応をしてはいけないと思います。

警察官を医者に置き換えるとわかりやすいと思います。

医者が、自分と違う政治信条や思想、宗教を持っているからと言って、

あるいは、医者をののしっているからと言って、

治療を拒否したり、治療の質を落としたらどうなるでしょうか。

警官は、どんな国民に対しても最善を尽くす義務があるはずです。

 

第三の問題点を示します。

警察と政治の癒着です。

今回の松井知事の発言は、警察に対する一種の「ヨイショ」です。

大阪府警には、少なからず喜んだ方々がおられるはずです。

松井知事に特別な好意を寄せた警官もいるかもしれません。

普段から松井知事を支持していたならともかく

この発言を契機に知事の支持に傾くというのは、

あまり好ましいとは言えないと思います。

第二の問題点と重なるのですが、警察は、たとえ相手が、

どれほど権力を持った政治家であっても、

警察がもつ権限の行使において、

一般市民と差別してはならないと思います。

極論ですが、同じ犯罪を犯して、一般市民は逮捕して、

政治家は逮捕しないというのはおかしいと思います。

今回の松井知事の一言で、警察という組織が

絶大な好意を知事に寄せたということは、

ないと思うのですが、こうした風潮が強まると、

「あの政治家が何かしでかしても警察は動かない」という

何とも言えない恐ろしい社会が来てしまいます。

 

今回の件は、スケールの大きさからいうと、

様々な捉え方があると思います。

ただ、方向性としては、かなり、まずい方向を

向いていると言わざるを得ません。