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Virtual Insanity ~バーチャル・インサニティー~

生活、時事問題、趣味のことなど幅広く、日々思うことを綴っていきたいと思います。多分、中道左派です。

<駆けつけ警護>堀潤のジャム・ザ・ワールド 10月25日放送の感想

この番組では、自分の無知ぶりが明らかになることが、

多々あります。

今晩の「ブレイクスルー」のコーナーは、とくにそうでした。

駆けつけ警護は、国際貢献なので、推進した方がよいという

意見をもっていたのですが、思いっ切りひっくり返され、

とても恥ずかしい気持ちになりました

 

同コーナーにはゲストとして、

PKO国連平和維持活動)幹部、東京外国語大学教授、

伊勢崎賢治さんを迎えて進められました。

ゲストは日本国憲法第9条については、自衛隊の交戦権を認め、

自衛隊の存在を明らかにしたうえで、平和主義を守るために、

自衛隊一歩も海外に出させないという考えをお持ちです。

 

いくつか勉強になったと思った点を以下にあげます。

 

1.リベラル勢力は第9条をタブー視すべきでない

 

リベラル勢力が第9条をタブー視していることが、

現実に合致する憲法のあり方を探る議論を妨げ、

結局、自衛隊の立場を、よくわからない危ういものにしていると

ゲストが指摘していました。

日本のためにも、自衛隊員のためにも、第9条をタブー視することなく、

何が最善であるのかについて、議論を尽くすべきだと思いました。

 

2.PKO国連平和維持活動)には、すべての安保理常任理事国が派兵しているわけではない

 

私は、全然知らなかったのですが、現在行われている

南スーダンPKO活動に部隊を派遣している安保理常任理事国は、

中国、英国のみです。なお、英国が派遣しているのは技術部隊である

工兵部隊です。中国は歩兵部隊を出しています。

常任理事国が必ずしも派遣しない活動に、憲法で平和主義を掲げる

日本が、なぜ、わざわざ駆けつけ警護しなくてはならいのかと感じました。

 

3.南スーダンはとても危ないにもかかわらず、自衛隊員が軍法で守られない

 

さらに、国会でも話題になっている南スーダンの状態ですが、

大変危険であるとのことです。 ↓

mainichi.jp

こうした中で、自衛隊員が、誤射や誤爆をしてしまった場合、

自衛隊は軍法をもたないので、

軍法ではなく普通の法律で裁かれることになるとのことでした

(軍法だと普通の法律に比べ、自衛隊員の立場に配慮されるようです)。

その結果、自衛隊員は、武器使用をためらい、

自衛隊に軍法がないがゆえに、

殉職者が出てしまうのではという懸念があるとのことでした。

 

4.現行の自衛隊PKOへの派遣自体が違憲だといえる

 

今、日本は南スーダンに施設隊を派遣するという形で、

PKO活動に参加しています。

その派遣部隊に「駆けつけ警護」任務を付与するか否かが

国会で話し合われています。

ところがゲストによると現在のPKOというのは、国際法上、

「交戦主体」となっており、

PKO、つまり国連の指揮下に入って活動するということは、

そもそも「交戦する」ということであるとのことです。

したがって、自衛隊PKO活動は第9条に違反しているとのことでした。

 

5.駆けつけ警護だけが国際平和に貢献する道ではない

 

ゲストは、駆けつけ警護以外にも、軍隊に訓練を施したり、

文民警察を派遣したり、停戦交渉を担うなど、国際貢献のための

いくつかのオプションとなる活動を示しておられました。

 私は、駆けつけ警護云々よりも前に、平和主義の憲法をもつ日本では、

もっとこういうオプションについて、

あるいは改めて、そもそもPKOに参加すべきか否かから、

議論されるべきなのではないかと思いました。

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今後も、駆けつけ警護の問題について、注意深く、報道を追っていこうと思います。

 

迷彩服の堀さん、火曜のスタッフのみなさん、とてもよい番組でした!!

 

ジャム・ザ・ワールド ↓

J-WAVE / JAM THE WORLD - Virtual Insanity ~バーチャル・インサニティー~