Virtual Insanity ~バーチャル・インサニティー~

生活、時事問題、趣味のことなど幅広く、日々思うことを綴っていきたいと思います。

デヴィッド・ボウイが亡くなって一年

私はボウイの熱狂的なファンではありません。

ただ、彼の訃報に接した後に、アルバム『ジギー・スターダスト』を聞いてぼろぼろに泣きました。著名人が亡くなって、こんなに泣いたのは初めてでした。

実は、亡くなるまで、まともに聞いていたアルバムは『ジギー・スターダスト』だけです。

 

ただ、これは、大変素晴らしいアルバムだと思います。「アルバム」という単位で考えた場合に、私が人生で出会った作品では、ナンバーワンだと思います。

人間に対する愛情が詰まっています。

アルバム『ジギー・スターダスト』の原題は”The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars"、つまり火星からやってきたジギー・スターダストとスパイダーズの栄枯盛衰といったところだと思うのですが、宇宙人(人間も含む??)のはかなさと滑稽さと愛おしさを感じ取ることのできる、大変ぬくもりのある作品です。歌詞はさっぱりわからないのですが、ボウイの人間(人間を含む宇宙人??)に対する愛情あふれる楽曲が並んでいると思います。

 

1972年に発表された、このアルバムに私が出会ったのは、21世紀に入ってからで、その頃、私は、日々とても苦しい思いをしておりました。そうした日々に、毎日のようになぜかこのアルバムを聞いていました。このアルバムに刻まれた音、ボウイの声が、とてもやさしく響き、慰められました。「おれがここにいるのを忘れるな」といった感じでしょうか。

 

そんな苦難の日々に寄り添ってくれた「ジギー・スターダスト」が、この世を去ってしまったことに、一年前の私は一人、部屋で嗚咽したのでした。

 

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