Virtual Insanity ~バーチャル・インサニティー~

生活、時事問題、趣味のことなど幅広く、日々思うことを綴っていきたいと思います。

安田菜津紀のジャム・ザ・ワールド 1月18日放送の感想

一日前(17日)は阪神淡路大震災の日でもあり、91年にイラク湾岸戦争が始まった日でもあるという一言から始まった、今回の放送でした。

 

Today's Headline

 

アメリカの大統領就任式で、野党である民主党議員の参加ボイコットが相次いでいることがトップニュースでした。まあ、心情的にはボイコットしたくなるのはわかりますが、アメリカの分断を強く印象付ける就任式になりそうです。暗い時代の始まりでしょうか。

2番目のニュースは、イギリスのメイ首相が、EU市場からの完全離脱を表明したというものでした。EU側としては、加盟国の結束を図るため、イギリスに対しては、厳しい条件を出してくるでしょう。これまた暗い時代の始まりを予感させるニュースです。

ところで、水曜ナビゲーターの安田さんが”Today's Headline"と発音するとき、Headlineの d と l の間に母音の入らないきれいな発音をされるのがいつも心に残ります。安田さんご本人の努力と、レベルの高い英語教育を受けてこられたのだろうなということを、うかがわせます。

 

カッティングエッジ

 

イギリスのEU単一市場からの離脱がテーマでした。

ゲストの学者さんは、長期的に、イギリス国内に生産拠点を置く製造業者が、設備更新などのタイミングで、生産拠点をEU加盟国に移すことになるという予想を示されました。これが、イギリスの雇用減少につながり、今回の離脱がボディーブローのように効き、イギリス経済を弱体化させるだろうと述べておられました。

また、EUに流通する医薬品の研究拠点、それに付随する金融業界の拠点がイギリスには、多数あるのだが、それらも縮小する方向に行くだろうとおっしゃっていました。

 

ブレイクスルー

 

イラクなど中東地域を取材されているフォトジャーナリスト(安田さんのお師匠さんのようです)久保田弘信さんをゲストに招きました。

イラクにあるISの拠点モスル奪還作戦について語られました。モスルは大都市であるため、民間人の犠牲者が出るのはやむを得ないという、何ともいえない状況にあるとのことでした。また、モスル奪還については、クルド人勢力、イラク軍、米軍が関与しており、仮にモスル奪還が成功したとしても、この3勢力がどのように平和的なモスル統治を実現するのか不透明であるということも指摘していました。

また、シリア内戦にともなう避難民・難民の問題についても触れておられました。シリア内戦の結果難民となった人たちが、隣国であるトルコ、ヨルダンに押し寄せているそうです。そして、難民の中には、支援組織から援助金を得て、アパートに住んでいる人がおられるとのことです。そして、そうした人たちが増加した結果、家賃が高騰したり、「難民に住んでもらった方が儲かるから」ということで、大家から立ち退きを迫られる人が出てきているという、これまた言葉を失うような状況が報告されました。

中東問題は大変、頭が痛い問題だと思います。

 

世界のリーダーである、アメリカの新しい大統領に、この問題を取り扱う能力や信念や倫理観があるのか、現時点で私は、大きな疑問を抱いています。

 

2017年も大荒れに荒れそうです。