<アンドロイド> 『サイエンスZERO』 1月22日放送の感想

この回の放送は、「なぜアンドロイドを造るのか?」という問いへの答えとして「『人間とは何か?』を探るためだ」という答えを冒頭で示して、進行していきました。

誤解なきようお断り申し上げますと、ここで取り上げるアンドロイドとは、スマホを動かすソフトのことではなく、ロボットのアンドロイドのことです。

 

「無意識におこなわれる動作」が人間らしさを作り上げるというところが、大変興味深かったです。ここで言う「無意識におこなわれる動作」とは、首を傾げたり、視線をそらしたりといった、動作を指します。まばたきもそうだと思います。テレビ画面で、そうした動作をするアンドロイドの映像が流れるのですが、たしかにドキッとします。心が動きます。

 

また、大阪大学石黒浩教授がゲストとして登場されました。何と申しますか、この人が番組に登場したこと自体が、「人間とは何か?」という問いにほとんど答えているような強烈な存在感を放っていました。

全身黒づくめで、おそらく手塚治虫の作品に登場する「ロック」のコスプレをしておられるのではないかと感じました。

石黒教授のことは、私は何にも知らないといっても過言ではありません。ただ、そのいでたちから、若かりし頃、手塚治虫の作品に登場するロボットに衝撃を受けて、人生をアンドロイドの開発に捧げ、そして「人間とは何か?」という問いに、自分なりの答えを見出すことを、ひたすら続けておられるのではないのかと、想像をたくましくせずにはいられませんでした。

何と申しますか、このように、「何かを発信し」、「何かを受け取る」、こうした相互作用に見出される何かが「人間」なのではないかと、ちらりと思ったのでした。

 

www.nhk.or.jp